突然、自殺した女子高生。
残された7本のカセットテープに隠された真実と、誰も気づかなかった彼女の思い。
それを聞いて心を揺さぶられる男子高生。
過去と現在が交差して描かれる、この作品に引き込まれました。
読み終えて思ったことは、人間の脆さや、人が互いに与え合う影響力は
想像以上だということでした。
多感なティーンエイジャーにとっては特に。
自分の小さな行動が大切な誰かを救えるかもしれない。
でも思うだけでは何も変わらない。
あと一歩が踏み出せずに後悔はしたくないな、と。
世の中には様々な人がいて、心の状態もいろいろ。
誰かに優しくできる時ばかりとは、限らないのが現実かもしれません。
自分もそうです。
ただ、大切な人に助けを求められた時、気づける自分でいたい。
気づいたら、即座に手を差し伸べられるようにしたい。
そう思いました。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください!
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